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皆既日食の日。降っていた雨が止み、ふと外を見ると意外にも陽射しが明るい。『日食の太陽は決して肉眼で見てはいけない』と言われているけれど、悪天候であきらめていたから何も用意などしていない。
家の中を走り回り、見つけた小さな鏡で太陽を捉え、玄関ののれんに反射させてみる。鏡はくっきりとその形を映しだしてくれたが、日食が終わる頃には、太陽は再び雲の中に。 (7月 22日)