. 祭りの後の静けさ
写真点描のカレンダー
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当工房始まって以来の珍事。

『TVを持たない暮らし』の当工房に、ある日某映画会社から「TVドラマ撮影のロケに使わせて欲しい」との依頼が。当初は、断りそびれて渋々承知したのですが。

やってきたロケ隊は何と総勢40人!彼らは、礼儀正しい撮影の職人集団でした。実力派のカメラマンがカメラを構える姿は、誰よりもカッコ良く、約3日この工房の中は、大勢のスタッフと俳優さんと機材で身動きがとれませんでした。

私たちは、監督にいろいろな作業風景へのアドバイスを求められたり、職人役の俳優さん達に家具作りの動作を説明したり、竹越は『手だけ俳優さんの代役』で出演したり・・・・。

怒濤のような3日間が過ぎ、今朝の工房はいつもと変わらない静けさが戻りました。あの喧噪は、夢の中の出来事だったような気がします。

誰かの飲みかけのペットボトルだけが、作業台の上にぽつんと残されていました。
( 2013. 3 .12 )