当工房では、壊れたものはできるだけ修理して使う暮らしをしたいと思っています。メーカーに「古いから部品はないよ」とつれなくされても、他のものを加工したり、汎用のものを探し出したりして、何とか直して使えるようになることも多いのです。

台所で40年近く愛用し続けた圧力鍋、蒸気がもれるようになったのですが、メーカーに問い合わせても「もう交換部品はない」といわれるに決まっていると。。。。だましだまし使っていました。

酷使しているのに商品番号のシールはちゃんと残っており、ふと、ヤフオクあたりならデッドストックが出ているかもしれないと思いつき探してみると、なんと。メーカーが。まだ、ちゃんとパッキンを販売していることがわかりました！！40年前の商品です。何て誠実な会社でしょう！

『平和アルミの圧力鍋』です。現在は、鋳物屋という会社名になっています。もの作りはこうありたいと、改めて思った出来事です。　　（ 2016.07.19 ）