今年のグリーンカーテン、中国の撫順を訪れた知人が種を分けてくれた『撫順の朝顔』が涼しげな花を咲かせています。

第二次大戦後の満州には撫順戦犯管理所がありました。ここでは日本人の捕虜に対して『　罪を恨んで人を恨まず　』の人道主義をつらぬいたため、 収容された人たちは人間的な扱いを受けたそうです。そして、釈放され帰国する際に「今度、中国に来るときは、銃ではなく花を持って訪ねてきてください」 と、管理所の庭に咲いていた朝顔の種を渡されたとのこと。

この話とともに、朝顔の種は何十年もたった今も受け継がれ、日本のあちこちで花を咲かせているようです（ 2017. 7.27 ）