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栗の小さな文机のようなものを、展示会用に作ろうと思いました。
始めに木取りの作業、どの板をどう使うか、これにいつも一番悩みます。
この板は、巾も厚みもたっぷりありすぎてこれを作るにはもったいない。 この板は、木目がいまいちぴんとこない。 この板は、少し薄くて間に合わないかな。 うーむ形がイメージとちがう。 あの板もこの板も帯に短し、たすきに長し。
やっと選んだ第一候補の板、美しい形にとりたいけれど、残りの部分もできるだけ有効に使いたい。 割れを避たいけれど、そうすると少し長さが足りない。 マズイところに節がある。
あれやこれや悩みに悩んでから、ようやく決心して板に鋸を入れます。(2018. 3. 11 )