身近で木が伐られた。

手間がかかるので誰も利用しない。

それは、もったいないし、伐られた木がかわいそうだし。。。。

それなら、「手間暇惜しまず、使ってみよう。」と作り始めたのが
当工房の『 雑木林の小さな家具 』です。

家具を作る材は、一般的には樹齢何十年もの木です。
でも、最近では 国内外で良い木が少なくなっています。

それなのに、自分たちは 家具を作るのに樹齢の高い木を
使ってしまってよいのだろうか?

素朴な疑問です。樹齢の高い木を使うことに
ためらいを感じてしまいます。

一方、身近な場所で、様々な理由で、木が伐られます。
ヤマザクラ、ネムノキ、シイノキ、コブシ・・・などなど。

伐られた 木がストーブの薪などに利用されるのはまだいい方です。

運搬、製材や乾燥に手間や費用がかかり採算がとれないので
使わないことが多いのです。
とても、もったいないのです。

もったいないから、工房で利用してみようと思いました。
チェーンソーを利用し、 自分で製材して板にして
数年乾燥させます。

小径木( 細い木)が多いので、
巾の狭い板で作れる小さな家具を作ります。

とても手間がかかり、採算を考えるとできない作業です。

でも、私たちは木が育ってきた場所の空気を知っているし、
製材した時に初めて表れた木肌の色を覚えています。

何年もの間乾燥させた材の肌は、
そして、製材したての時とはまた別の表情を見せてくれるのです。

お金を出して、 お店で板を買ってくるのは簡単ですが、
手間暇かけて自分で製材した板は、
その材だけの「木の歴史」を語ってくれて
それまでとは違った木とのつきあい方が見えてくるのです。